バブルがはじけ、100社受けて1社うかるという就職難の時代、何とか内定をもらい、ようやく長かった就職活動にピリオドをうてて、ほっとしていました。
でも本音では、自分が働きたいと思って、応募した企業ではありませんでした。
そんな時、当時ゼミ生の友達韓国の李さんに、いろいろな国の人たち(中国、インド、ネパール、タイなど)と多国籍飲み会があるという事で「寅さん、一緒に行きましょう!」と招待されたのでした。
飲み会も中盤にさしかかり、みんなとも仲良くなり、いい気分で飲んでいた中、李さんが私の将来を心配して声をかけてきました。
李さん「寅さん、就職は決まりましたか?」
私 「はい、内定ももらいました。
でも実は、
自分が働きたいところではないのですよね………..。」
李さん「寅さん!何を言っているのですか!
人生一度っきりですよ!
世界を見てきなさい!」
そして、それを聞いていたいろいろな国の人たちも賛同して、
他の国の人々「そうです!人生一度っきりですよ!
人生一度っきりですよ!世界を見てきなさい!」
の大合唱!!!
この一言が私の胸の奥の熱い所にに響き、
私「はい!
世界を見てきます!!」
そして、決まりかけていた会社を蹴って、
自分探しの旅へ
世界へ飛び立つこと
になったのでした。